第1回は大竹耕太郎が阪神へ、第2回は水谷瞬が日本ハムへ移籍して飛躍
第3回現役ドラフトが、9日に行われる。出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指す同制度は2022年オフに始まり、計24人の選手が新天地へ移った。注目されるのが移籍先で躍動する「元ソフトバンク勢」だ。
第1回では大竹耕太郎投手がソフトバンクから阪神へ。2017年育成選手ドラフト4位で早大から入団した左腕は2018年に1軍デビューし、2019年には17登板で5勝を挙げた。しかし5年間で通算10勝、2021、22年は未勝利にとどまっていた。それが移籍した2023年に21登板で12勝2敗、防御率2.26とキャリアハイの成績を残してリーグ優勝に大きく貢献した。
第2回では水谷瞬外野手がソフトバンクから日本ハムへ。2018年ドラフト5位で石見智翠館高から入団後1軍出場がなかったが、移籍を機にポテンシャルを発揮した。交流戦では史上最高打率で首位打者に輝きMVPに。97試合で打率.287、9本塁打、39打点と大ブレークの1年となった。
巨大戦力を誇るからこそ、逸材たちがなかなか1軍に上がることができない現状もある。他球団からしたら“垂涎の的”となっている。
(Full-Count編集部)